アニマルコミュニケーターとして本気で寄り添うということ

 

最近大学の時に短期留学していた時の仲間との集まりに参加してきたのですが、腹が立ったことがありました。

 

そこには僕と同じように専門職の人が集まる場だったんですが、その中に

 

【緩和ケア病棟(癌末期の患者さんが最期を過ごす機関)】

 

でソーシャルワーカーとして、公認心理師として勤務する方がいました。

 

10年の実践経験があると聞いて、僕はとても関心を持ち

こんなことを彼女に問いました。

 

 

「緩和ケア病棟というとても大事な場面で働くにあたり、一番大事にしていることはなんですか?」

と。

 

 

返ってきた答えに僕はとても腹が立ったんです。

彼女は

 

「私は私、相手(利用者)は相手。その姿勢を大事にしている」

 

と言いました。

 

確かに、専門職である以上、クライエントとの線引きは必要なこととわかっています。

 

わかっているけど、それが一番大切なことか!?

と腹が立ちました。

 

 

緩和ケア病棟って、人が最期を迎える場所です。

そんな大切な場面では、

【心から寄り添うこと。】

【一緒になって死と向きあうこと】

【一緒に考え、葛藤し、時には苦しむこと】

が大切だと僕は考えます。

 

アニマルコミュニケーションも同じです。

 

アニマルコミュニケーターは、ただ犬の気持ちを“通訳する人”ではありません。

魂と魂をつなぐ仕事です。

 

だからこそ、目の前の犬やその家族に本気で寄り添う覚悟が必要だと思うんです。

たとえ言葉を話せなくても、犬はちゃんと感じ取っています。

 

 

こちらが“形式的に寄り添っている”のか、“心の底から一緒に生きようとしている”のか。

アニマルコミュニケーターは、そこを見抜かれる存在でもある。

 

僕がアニマルコミュニケーターとして大切にしているのは、

「安全な距離」よりも、「真実のつながり」です。

専門職としての線引きも大事だけど、それだけでは魂は届かない。

 

 

犬も人も、誰かが自分の痛みを本気で感じ取ろうとしてくれていることに救われる瞬間があると思うんです。

 

僕が寄り添うというのは、

ただ優しく傾聴することでも、ただ受け止めることでもなく、

相手の中にある“光”も“影”も一緒に見ること。

そしてそのすべてをまるごと抱きしめるように関わること。

 

 

アニマルコミュニケーターとして生きるというのは、

決して楽なことではありません。

相手の痛みに触れるたび、自分の心も揺れるし、

時には「自分にできるのか」と怖くなることもあります。

でも、それでもなお、僕は犬や人の魂に触れ続けたいと思うのです。

本気で寄り添うこと。

 

それは、アニマルコミュニケーターとしての覚悟であり、

 

人としての優しさの原点でもあると感じています。

 

心あるアニマルコミュニケーターでありたい。

 

 

犬専門アニマルコミュニケーターKoKo

TOPページへ

15分程度の無料お試し電話カウンセリング受付中

お気軽にお問合わせ下さいませ。