「言葉と心の礼儀」──犬も人も感じる“本当の思いやり”とは
について考えてみました。
「礼儀」って、形式のことじゃなくて、
“どんな心で相手に向き合うか”なんだと思います。
たとえ言葉づかいが丁寧でも、
その裏に冷たさや距離があれば、相手の心には届きません。
逆に、ちょっと不器用でも、心からの想いで話した言葉は
まっすぐに相手の胸に届きます。
これは、人間同士だけでなく、犬との関係でもまったく同じです。
僕はアニマルコミュニケーターとして活動していますが、
アニマルコミュニケーションを通して痛感しているのは、
犬は「言葉の礼儀」よりも「心の礼儀」を何倍も敏感に感じ取るということです。
どんなに優しい言葉をかけても、
飼い主の心がざわついていたら、犬はそれを正確に感じ取ります。
反対に、何も言葉を発していなくても、
“穏やかで信頼できる心”で向き合えば、犬は安心して寄り添ってくれることが多いです。
つまり、犬にとっての「礼儀」は、
人間にとっての“思いやり”と同じなのかもしれません。
人間同士と等しく、「礼節」も必要です。
僕が思うアニマルコミュニケーションの本質は、
言葉を超えた「心と心の礼儀」です。
「ありがとう」「大丈夫だよ」といった言葉を使うとき、
その音よりも、そこに込めた“心の温度”がすべてを伝えます。
だからこそ、アニマルコミュニケーターは
“言葉の上手さ”よりも“心の正直さ”を大切にする必要があると感じています。
言葉の礼儀は入口で、心の礼儀は本質。
犬も人も、優しさより誠実さに安心します。
アニマルコミュニケーションとは、
言葉と心の礼儀を学び、育てていくための道でもあります。
僕はこれからも、
「心で話す」「魂で聴く」ことを大切にして、
犬たちと、そして人と人との間にも、
“本当の礼儀”が息づく世界を広げていきたいと思っています。
犬専門アニマルコミュニケーターKoKo🐶