東京都 Iさん

『愛犬が余命宣告されたからでも出来る5つのこと』の2つめ、アニマルコミュニケーター KoKoさんとの出会いについて書きたいと思います。
ユウくんが悪性メラノーマ(すでに転移しているガン)になってから、色々な人を力を借りました。
私たち夫婦の想いは3つ
1.ユウくんが痛い思いやつらい思いをする延命治療はしない
2.口から食べるために、QOL(クオリティオフライフ)をあげるために、できることはしてあげる
3.ユウくんの自然治癒力や免疫力を信じ、たとえ病気があっても、普段通りに生活できる状態になると信じる
そんな想いで、色々な人に会ったり調べたりした中で1番良かったのが、アニマルコミュニケーターKoKoさんとの出会いでした。
アニマルコミュニケーターといえば、『天才!志村どうぶつ園』のハイジさんを思い出す方もいると思いますが、まさにあのような感じで、動物と会話できる方のことを指します。
KoKoさんの特徴は、人間の相談援助国家資格を取得し社会福祉士(ソーシャルワーカー)としても活躍されていること。
すごいなと思ったのが、普通、私たち夫婦のことを「パパ」「ママ」と呼ぶと思うのですが、最初に「お2人の下の名前を教えていただけますか?」と聞かれたことでした。
ユウくん、私、夫の3人をそれぞれ1人の人格として対等に見てくれ、3人にとってベストな方法は何か、3人の調和をとるようなセッションでした。
セッションはこんな感じで進んでいきます。

 

(前提:ユウくんは「食べるのが命」のとてつもない食いしん坊です。今はノドに大きな腫瘍があるため、つっかかってしまいスープは飲めるけど、固形物が食べれません)

   

パパ:「ごはん、食べたい?」
KoKoさん:「食べたいけど、もともとめちゃくちゃ食いしん坊な子が食べれなくて深刻なストレスになってはいない。しんどくてしんどくてという感じはない」
ママ:「今どんな感じ?どこか痛い?」
KoKoさん:「ノドに違和感があるけど痛くはない。違和感の苦しさはあるけど、呼吸が吸いづらくて助けてという感じではない」
「自分で(腫瘍が)あるのはわかってる。つっかかってるとずっと思いながら生活しないといけないのが、ちょっと重たい」
「真人さん(パパ)も梨紗さん(ママ)も、普段通り前向きに接してくれているから元気に感じられている」
「ただ、体は重たい。疲れてる」
「体がだるいから、近くにいてほしい。隣にいてくれたり、抱っこされたりすると安心する」
パパ:「散歩行きたい?」
KoKoさん:「外には行きたい。青空の下は好き。でも歩きたくない」
ママ:「カートでのお散歩は?」

 

KoKoさん:「自分が弱ってるってのはわかってる。真人さん(パパ)と梨紗さん(ママ)が明るく接してくれているから、その状態を極力感じないで済む。カートにのせられたら、自分がダメなんじゃないかなと思ってしまう」

 

パパ:「食べたいものは?」
KoKoさん:「固形のカリカリみたいのは食べたくない」
 「でもスープだけじゃ物足りない。スープみたいに食べやすいけど食べ応えのあるつぶれているものがいい」
ママ:「腫瘍を小さくするのに、選択肢として、手術や胃ろうという方法がある」
「麻酔+入院+ノドの腫瘍が小さくなるの3つセット(手術)についてどう思う?」
KoKoさん:「腫瘍が小さくなるなら、やってあげた方がいい。麻酔は耐えられる。でも、入院はイヤ」
「入院が1番心理的に負担がかかる」
「お見舞いに、どちらか1人でもいいので、毎日きてくれたら、どうにか耐えられる」
パパ:「お見舞いにいったとき、なんて声かけたらいい?」

 

KoKoさん:「がんばってね!とか大丈夫だよ!ではなくて『守ってるね』が1番嬉しい」
「ユウくんは(パパとママと)物理的に一緒にいないけど、心は常に一緒にいるからね。守っているからね」
「家にいてもユウくんのことちゃんと考えているし、守ってる」 
「病院に今ユウくんがいるのは、(パパとママが)守っているからだよ。怖いところじゃないよ。守るためのところだよ。今ユウくんがいるその場所が守られている場所だよ」
「そう伝えてあげたら、なんとか乗り切れると思います」

ママ:「胃ろうという選択肢についてはどう思う?」
KoKoさん:「それでもいいんじゃないかな。受けいれられる」「食べれないことはやっぱり悲しい」

 

「口から食べたい!ノドから通る感覚が好き!」
「でも、自分の病気には気づいているから、そういう食べ方になるっていうのはわかる」
「胃ろうで(パパとママが)ごはんをいれてくれるときに、愛が伝わる。愛が流れ込む気がする。その感覚がありがたい」

     

他にも色々聞いて、あっという間に2時間が過ぎました。

 

KoKoさんと色々話した上で、私たち夫婦が決定したこと。

 

2次病院(救急医療センター)の予約をとる
何ができるかは、今の状況を診てもらわないとわからないけれども、治すための手術はもう無理でも、小さくして口から食べられるようにするための手術ができるのならする

 

スープに近いどろどろごはんにする
ごはんは、ミキサーにウェットフードとミルクを混ぜてあげる。または、ドライフードをミルで粉にして、その粉とミルクをミキサーで混ぜてあげる。状態としては、スープまでいく一歩手前。少しドロドロ感が残っている状態。

 

これについては、KoKoさんが自宅まで来てくださっていたので、色々なごはんの香りをKoKoさんがかいで、それをユウくんに伝えて、どれなら美味しい?と聞いてもらい、この内容に決定しました。
 ・人間のベッドの上解禁(笑)
以前の家ではベッドにあげていたのですが、引っ越してからは人間のベッドにはあげていませんでした。でも、途中でパパに後ろからハグされている状態が安心するという言葉があったので、解禁しました。

 

そして、ユウくんのそばにいる時間を増やすために、仕事は緊急でないもの以外は全部延期させてもらいました。

 

快く受け入れてくれる受講生さんたちに感謝の気持ちでいっぱいです。

     

アニマルコミュニケーターさんに相談することの最大のメリットは、今後の方針が決められることだと思います。

 

自分1人で決めたら後悔が残るかもしれません。でも、本人(本犬)の要望を聞いて決めたのなら後悔することはありません。

 

何が正解で、何が不正解かは、家族ごとに違います。

 

家族が1番幸せでいられるようにサポートしてくれるのが、アニマルコミュニケーターさんの役割ではないかと思います。

   

今回、どうして他のアニマルコミュニケーターさんではなく、KoKoさんにお願いしたのか?
一言で言うと、色々な人をネットで調べた中で、1番信頼できたからです。
多くの人は、犬 vs アニマルコミュニケーターさんという2人で会話するという図式だったのが
KoKoさんの場合は、犬 vs KoKoさんではなく、犬+飼い主で、そこをつなぐのがKoKoさんというイメージで、その家族にとって、何がベストだかを一緒に考えてくれる在り方だったからです。
ソーシャルワーカーとして、普段から人間のカウンセリングもやっているだけあって、本当に飼い主の気持ちにも、犬の気持ち同様に寄り添ってくれます。

 

犬とも小さいときから当たり前のようにしゃべれるという能力をもって生まれたKoKoさんは、20歳くらいまでは、他の人も当たり前に犬としゃべっていると思っていたそうです(笑)

 

それが自分にしかない能力と気づいてから、この使命を活かすしかない!と仕事として始められました。 
とにかく温かい方で、犬にも私たちにも、丁寧に寄り添ってくれているのが伝わってきます。
今回は急な依頼だったにもかかわらず、「それは大変ですね。今すぐ行きましょうか?」と遠方まで来てくださいました。
今後も、アニマルコミュニケーターが必要になったときはKoKoさんにお願いしようと思っています。

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