少し前から準備を進めていた論文、
「Ichigo Ichie: The Gift of Encounter — Integrating Indigenous Wisdom and Spirituality into Social Work Practice in Japan」
が、正式に Journal of Indigenous Social Development(JISD) (学会誌)に提出されました。
ハワイパシフィック大学 准教授の Vince Okada 博士 と共に進めてきたこの論文は、日本におけるスピリチュアルケア、先住の知恵、そして人と人の“つながり”を、社会福祉の実践の中でどう生かせるかを探ったものです。
正直なところ、まだ「掲載が決まった」わけではありません。
けれど、「世界の学術誌に論文を提出できた」という事実そのものが、僕にとってはとても大きな節目となりました。
日本では文献も限られ、スピリチュアルケアや沖縄ユタの文化は、沖縄以外ではまだ社会福祉の領域では十分に理解されていません。
それでも、ひとつひとつのKoKoのセッションを国境を越えて共有するチャンスを得られたことを、とても嬉しく思っています。
論文執筆の大きなきっかけは、今年カナダで開催された国際学会(IIVSW) での発表でした。
「KoKoの発表を学会誌に掲載してはどうか?」と声をかけてくださった学会関係者の方々に、心から感謝しています。
(重要なことを言って来てくれていたのに、この時声をかけてくれた方の英語が難しくてうまく理解できず、僕は明後日の方向へ行くような返答をしてしまっていたのには焦りました 笑
後から訂正できてよかった。)
目に見えないものを感じ取る力。
そして、人と犬、心をつなぐ大切な感性。
それらをただ「特別な力」としておくのではなくて、社会福祉や臨床の現場でどう役立てていけるのか、社会貢献ができるか。
という問いを持ち続けるようにしています。
「目に見えないなら証明のしようがない」
そう言う方に、
「じゃあ、心の痛みや優しさはどう証明しますか?」
と言い返してやりたいと思う気持ちもあります。
けれど、揺るがないのは、
アニマルコミュニケーションも、ソーシャルワークも、
どちらも大切なのは「心と心の出会い」だということです。
「犬」も、「人」も、「魂(亡くなられた方や犬)」も。
それらが一つの線でしっかりと結ばれたとき、言葉を超えた「心の核心のつながり」こそが、世界に共通するものだと、僕は確信しています。
僕はまだ、世界に一歩を踏み出したばかりです。
けれど、この一歩が、日本のスピリチュアルケアや福祉の在り方に、新しい視点を持つ機会になっていけばと切に願っています。
これからも世界の視点に立ちながら、地に足をつけて、誠実に歩みたいです。
その両方を大切に、これからも誠心誠意、僕を頼ってくださる方と向き合って行こうと思います。
(昨日、僕とセッションで向き合ってくれたご依頼者さまを胸に、今日はこのブログを書きました。)
🐶犬専門アニマルコミュニケーター
🌺沖縄ユタ
KoKo🐾
Journal of Indigenous Social Development(JISD)
University of Calgary(カナダ)
https://journalhosting.ucalgary.ca/index.php/jisd
Special thanks:
Dr. Vince Okada(Hawaiʻi Pacific University)
and all who supported this journey with heart and spirit.



