アニマルコミュニケーションのセッションでも、公認心理師としてのカウンセリングでも、僕が神経を使っていることがあります。
それは【どの言葉を選ぶか】ということです。
僕の立場では、どの言葉で伝えるか、どの表現を使うか、どの単語を選ぶかによって、相手に届く意味も、感じる感情も、まったく変わってしまうからです。
一語違うだけで、印象が180度変わることを知っているので、こう見えて慎重に会話をしています。
例えば同じ内容でも、
どうしてそう思うんですか?
どうしてそう思われるのでしょう?
どうしてそう思いましたか?
どうしてそう思ったんですか?
どうしてそう思ったんですかー?
どうしてそう思ってしまうんでしょうね。
どうしてそう考えますか?
ちょっと解説を入れてみるとこんな感じで受け取ることになります。
「どうしてそう思うんですか?」
→少し直接的で、問い詰められているように感じる人もいる表現になってしまう。
「どうしてそう思われるのでしょう?」
→相手を尊重しながら距離を保ちつつ、ちょっとやわらかい聞き方になる。
「どうしてそう思いましたか?」
→事実を丁寧に確認するニュアンスで、比較的安心して応答しやすい聞き方。
「どうしてそう思ったんですか?」
→少し感情に踏み込む聞き方で、関係性によっては強く感じさせてしまうこともある。
「どうしてそう思ったんですかー?」
→語尾を伸ばすことで柔らかく聞こえる場合があるけど、軽く感じられたり、他人事のように受け取られることもある。関係性ができていない場面ではとても注意が必要。というか多くの場面では適切な表現ではない。でも敢えて選ぶのも一つ。
「どうしてそう思ってしまうんでしょうね?」
→共感を含みやすくて、相手の気持ちに寄り添うニュアンスが出る表見になる。
「どうしてそう思ってしまうんでしょうね。」
→問いというよりも理解を示す響きになり、防衛を和らげることがあるけど、ちょっとした言い方によっては、否定されたように聞こえてしまうこともある。
あるいは、
「どうしてそう考えますか?」
→感情よりも思考に焦点を当てる言い方で、冷静に整理整頓しやすくなる。
どれも似ているようで、受け取る側の心の動きは全く違ってきます。
言葉は情報だけではなく、感情に直接触れるものだからだと思っています。
僕はアニマルコミュニケーターでありますが、公認心理師でもあって。
だからこそ強く感じているのは、
言葉によって、人は傷つくことがある。
言葉によって、犬も傷つくことだってある。
ということです。
そして同じくらい、言葉によって救われることもあると思っています。
同じ内容でも、言い方ひとつで心が閉じることもあれば、心が開くことだってある。
以前、耳を疑うような発言を聞いたことがあります。
「言葉で人が殺せたらいいのに」と。
その人の心も心配になったけど、同時に
「たった一つの言葉で、人は死を選んでしまうこともあるのに、何を言ってるんだ…」
と怒りを感じたのを覚えています。
だからこそ、僕はセッションの中で「何を言うか」だけでなく、どう言うか、どの言葉を選ぶかというのをとても大切にしています。
アニマルコミュニケーションは、犬の心を感じ取る仕事ですが、同時に「翻訳の仕事」でもあります。
犬が感じていることを、日本語にして飼い主さんに伝える。
この時、どの言葉を選ぶかで意味も、温度も、優しさも変わってしまいます。
強すぎる言葉を選べば傷つけてしまうし、弱すぎる言葉を選べば伝わらない。
だから僕は、犬語を日本語に翻訳するときにも、こう見えて、1分1秒、一語一語を選びながら伝えています。
この言い方で本当にいいのか?
この表現で伝わるか?
この単語で心が閉じてしまわないか?
この言葉ならしっかり繋がるか?
少し大げさに聞こえるかもしれませんが、僕にとって60分のセッションは、一語を選び続ける時間でもあるんです。
誰も傷つけてしまわないように。
でも、事実と僕自身の実力から逃げないように。
心と言葉を繋げるために。
と、強く思っています。
毎度言うようですが、アニマルコミュニケーションは、ただ犬の気持ちを伝えるだけのものではありません。
人の心と犬の心をつなぐこと。
言葉にならない思いを、言葉にすること。
そして、関係をよりよいものにすること。
犬その家族の心が今より少しでも潤うこと。
そのために、僕はこれからも、【一語】を大切に選び続けたいと思っています。
気づけば、春目前。
いや、もう春なのか…?
寒さに弱い僕にとっては、まだ冬のように感じてますが(今日、上下ヒートテック+上下厚手の服+暖かいダウンコートを着ていたら、友人に驚愕された)、来月には、僕の誕生日が来て、38歳になります。
もっともっとしっかりしなければ…!
頑張ろう。
🐶犬専門アニマルコミュニケーター
🌺沖縄ユタ
KoKo



